ヘッドへ発泡剤注入

今日はヘッドへの発泡剤の注入についてです。
ゴルフのベストシーズン前でクラブチューニングの一つ発泡剤注入依頼が
多くあります。
当店で発泡剤を購入して頂きDIYで作業されているお客様もいらっしゃるので
作業例として作業手順の紹介です。・・あのクレイジーさんにも発泡剤材料を納めさせていただきました。
これからご自分でやってみたい方も参考になればと思います。
①まず作業前のヘッド重量を調べます。
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②ホーゼル内の盲栓を取り除きます。 
  プラ栓の場合は下手をするとヘッド内へ脱落するので注意。
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③ヘッドにカバーをしてグルーを溶かす溶剤をヘッド内へ注入します。
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④一晩置いて溶剤と共にグルー排出
 内部の溶剤が湿っている状態でホーゼルから圧搾空気を注入して
 内部に残っているグルーを完全に除去します。
 出てきたグルーの一部です。
 大半は溶解していますが一部はどろどろの状態で出てきます。
 このヘッドは約5g入っていました。
 中には10g入っているヘッドもあるんですよ。
 本来はヘッドを作る段階で重量や重心距離の管理をしてグルーでごまかす様な事を
 してほしくないと思います。
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⑤ヘッド内をしっかり乾燥させ重量を計り希望重量まで発泡剤を注入して
 熱風オーブン150~160度で25分程度チンします。
 ホーゼルに緩めな木栓をします。
 希望重量より0,5g位重くなる様、発泡剤粉末を入れた方が良いようです。
 発泡すると粉末状態の湿気分が飛んで軽くなる様です。・・たぶん?
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⑥さあ仕上がりです。
 希望重量の200gピッタリ(^-^)//""ぱちぱち 
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作業自体はこんな感じです。
効果は・・ 長くて打ちにくかったクラブを短くできて芯に当るようになった。
       ブリキのおもちゃの様な打音が改善されコースはもちろん練習場でも他の人に
       振り向かれなくて済むようになった。
       バックスピンが減ってランが増えて飛距離が出るようになった。
       良い事ばかりでは無いと思いますが概ね満足されている方が多いですね。
             
              こちらも参考にして下さい。  http://golfshop45.net/expanseru.html