PING-G410発泡剤注入作業→他店ではやらないと思います。


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作業前です。



 

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グルーの除去が終わりました、かなり軽くなりました。

 今回は作業前重量にエクスパンセルを注入します。
作業結果は200 ,4gに仕上がりました。
同じG410の3Wの作業もしました。
作業前212、5gでしたがグルーが2,5g入っていたので
仕上げ重量も212,5gに仕上げることが出来ました。

 

 

 

 

ヘッドへ発泡剤注入

今日はヘッドへの発泡剤の注入についてです。
ゴルフのベストシーズン前でクラブチューニングの一つ発泡剤注入依頼が
多くあります。
当店で発泡剤を購入して頂きDIYで作業されているお客様もいらっしゃるので
作業例として作業手順の紹介です。・・あのクレイジーさんにも発泡剤材料を納めさせていただきました。
これからご自分でやってみたい方も参考になればと思います。
①まず作業前のヘッド重量を調べます。
イメージ 1
 
 
②ホーゼル内の盲栓を取り除きます。 
  プラ栓の場合は下手をするとヘッド内へ脱落するので注意。
イメージ 2
 
③ヘッドにカバーをしてグルーを溶かす溶剤をヘッド内へ注入します。
イメージ 3
④一晩置いて溶剤と共にグルー排出
 内部の溶剤が湿っている状態でホーゼルから圧搾空気を注入して
 内部に残っているグルーを完全に除去します。
 出てきたグルーの一部です。
 大半は溶解していますが一部はどろどろの状態で出てきます。
 このヘッドは約5g入っていました。
 中には10g入っているヘッドもあるんですよ。
 本来はヘッドを作る段階で重量や重心距離の管理をしてグルーでごまかす様な事を
 してほしくないと思います。
イメージ 4
⑤ヘッド内をしっかり乾燥させ重量を計り希望重量まで発泡剤を注入して
 熱風オーブン150~160度で25分程度チンします。
 ホーゼルに緩めな木栓をします。
 希望重量より0,5g位重くなる様、発泡剤粉末を入れた方が良いようです。
 発泡すると粉末状態の湿気分が飛んで軽くなる様です。・・たぶん?
イメージ 5
⑥さあ仕上がりです。
 希望重量の200gピッタリ(^-^)//""ぱちぱち 
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作業自体はこんな感じです。
効果は・・ 長くて打ちにくかったクラブを短くできて芯に当るようになった。
       ブリキのおもちゃの様な打音が改善されコースはもちろん練習場でも他の人に
       振り向かれなくて済むようになった。
       バックスピンが減ってランが増えて飛距離が出るようになった。
       良い事ばかりでは無いと思いますが概ね満足されている方が多いですね。
             
              こちらも参考にして下さい。  http://golfshop45.net/expanseru.html
   
 
       
      
      
  
       
 
 
 
 

エポンアイアンのリシャフト

エポンAF302の持込シャフトによるリシャフトを依頼されました。
シャフトはオークションで買ったマミヤOPのザ・シャフトでウェイトフローシャフトでした。
最初60g台の同シリーズでの依頼でしたが硬さはフレックス計で調べるとまずまずでしたが
ミドルホールでワンオンする方なので軽すぎます。
もっと重量のあるシャフトをとアドバイスして78gからウェイトフローの今回のシャフトを
手配しなおしてもらっての依頼です。
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4番からウェッジまで10本入れ替え
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ソケットをホーゼルとの段付きが無くなるまで仕上げます。
ホーゼル部分がサテン仕上げだと楽なのですがメッキなのでメッキに傷を付けない様に
仕上げます。
イメージ 3
5番アイアンでのスペックは38インチバランスはあまり重くしたくないとD0振動数は320CPM重量396gに
仕上げました。
トーレスピーダーからのリシャフトでかなりハードな仕上がりになりましたが
引っ掛けが改善されるのではと期待できそう。
オークションで安く購入できるので持ち込みシャフトでの依頼が増えていますが
同じSでも硬さはマチマチですから自分に合う硬さのシャフト選定はむずかしいですね。
持ち込み依頼でも適正なアドバイスする事がクラブ屋の使命ではと思うこの頃です。
 
 
 
 

オークションに注意!

ブログをはじめました!
コメント大歓迎です。
これからどうぞよろしくお願いします!
スタートから迷惑な話題です。
長文になりますが・・・・
今日、初めて電話をいただいた方からこんな問い合わせがありました。
YオークションでBS社ツアー支給発泡剤注入特注モデルのクラブを落札した方からでした。
以下電話の内容です。
問い合わせ者「お宅の発泡剤注入作業の納品書が入っていたがお宅で発泡剤の作業をしたのですか?」
私「確かにヘッド単体で発泡剤の注入作業はしました。」
問い合わせ者「プロ用の発泡剤注入済み特注限定品というので飛びついたのだが」
私「今はヘッドとシャフトの組み付けはクラブ用接着剤やパーツも簡単に入手可能でだれでも
 クラブ組み立ては出来るので当店で発泡剤注入を依頼し自分でツアープロが使いそうなシャフトを
 組み付けたのでは」
落札したクラブはツアーステージP01-2でシャフトはツアーADフレックスXだそうです。
限定モデルでXシャフトが付いていればツアー支給クラブと誰でも思いますね。
問い合わせいただいた方は私と同年代の方でパーシモンの時代からのゴルファーです。
高い月謝を払って良い勉強になりましたと言っていました。
これはオークションの出品者が当店の納品書を誤ってクラブに梱包した為、落札者が
不審に思い当店に問い合わせしてきたので判った事です。
皆さんもオークションでツアー支給品とか落札する場合は出所の出荷、販売証明を確認して
から落札してくださいね。